アーカイブ : 2010年 9月

非関税障壁

非関税障壁, ひかんぜいしょうへき

非関税障壁とは、日本市場で外国製品が、日本製品と自由で公正な競争ができないという問題をさします。

害虫の国内への侵入を防ぐための輸入禁止などの措置、資源保全目的の輸入制限措置や、エコラベル、自治体の熱帯材使用削減・禁止の取り組みなど、環境保護のための取り組みも含まれます。

米国通商代表部(USTR)外国貿易障壁報告には「米国は、日本が2002年から 2004年の間に木材製品の関税を撤廃することを目指して、WTOのいかなる新たな交渉においても、協定締結に建設的な役割を果たすことを引き続き求めていく」と明記し。2001年3月に提出されました。

必要証拠金

必要証拠金, ひつようしょうこきん 

必要証拠金とは、顧客がポジションを建てる際、売買代金の一部となる現金預託金の事を指します。

外国為替証拠金取引では、実際に資金を移動せず、ポジションを清算する時点で生じる、売買損益金額分のみを差額で決済しますが、もし損失が拡大し、そのお金が払えない場合に 信用のもとに行なわれる取引が成り立たなくなります。

「証拠金」とは、そのような問題を解決するために、投資家から予め担保として預かるお金のことをいいます。 お金を担保としてお金(外貨)の売買を行なうということになりますが、実際に預ける証拠金は、取引額の1/10から1/20の金額(担保)で売買が行なえます。

引受手形

引受手形, ひきうけてがた

引受手形とは、輸入者の引受がなされた手形のことをいいます。貿易上では、引受けは、後日外国買手によってなされる関係から、輸出荷為替取組みのときには、振出人だけの一方的信用で銀行に買い取られますが、手形は引受け未済のまま、取立てのために外国のコルレス銀行に送られます。
その輸入地の銀行から引受けが要求されて、輸入者の引受けがなされて、はじめて引受手形となります。

コルレス銀行=国際決済のために為替業務代. 行の契約であるコルレス契約を結ん
          だ銀行で、手形の取立代行、送金の支払代行、信用状の授受、決済
          勘定など外国為替 業務の取決めなどを行う。

フューチャーズ

フューチャーズ ,ふゅーちゃーず

フューチャーズとは、複数の投資家から集めた資金を、商品投資顧問業者などの専門家が運用して、その利益を投資家に還元する運用母体などのことをフューチャーズといます。

マネージド・フューチャーズファンドという用語(戦略)がありますが、これは貴金属や石油、農産品等商品先物市場や、債券、金利などの先物を主な投資対象とするヘッジファンド(米国で生まれた私的な投資組合の一種)のひとつです。

フューチャー=先物取引のことで、受け渡し日が、先日付の取引。

プライス

プライス ,ぷらいす

プライスとは、外国為替市場で、実際に取引される外国為替レートのことを指します。

取引の際にブローカー(外国為替取引の業者)や為替ディーラー同士との間では、通常、下二桁の買値(ビッド)と売値(オファー)だけを提示する方法が一般的です。

例えば、米ドル/円の外国為替取引で、1ドルの気配値が115円20銭‐30銭だとする。この場合、ディーラー間でのプライスと言えば、ビッグ・フィギュア(大台のレート)を省いて、「20‐30(ニィーマル・サンマル)」と提示することになります。

プライマリーバランス

プライマリーバランス, ぷらいまりーばらんす

プライマリーバランスとは、国や地方自治体の財政状況を表す指標で、国債などの借金を除いた歳入と、過去の借金の元利払いを除いた歳出の差額のことを指します。

歳出の方が多ければ赤字となり、将来の借金負担が経済規模に比べ増大することになります。歳入が多ければ黒字となり、新たな借金は過去の借金返済に充てられるため、財政が健全であることを示します。

2004年度予算のプライマリーバランスは約19兆円の赤字で、日本政府は2010年代初頭の黒字化を目指しています。

プットオプション

プットオプション ,ぷっとおぷしょん

プットオプションとは、金融商品を満期日までの期間内にあらかじめ定められた権利行使価格で売り付ける権利のことをいいます。

逆に金融商品を満期日までの期間内にあらかじめ定められた権利行使価格で購入することのできる権利を「コール・オプション」といいます。

cの取引には、買い方(権利を買う人)、売り方(権利を売る人)の両方が存在します。 買いたい人がいても、売りたい人がいなければ取引は成立しません。売り手は、買い手からオプション料を受取る代わりに、買い手の権利に応じる必要があります。

プット

プット ,ぷっと

プットとは、オプション取引において、ある商品 を売る権利、売りの意味になります。

対象資産を一定期日(期間中)に、一定の価格で売却することができる権利のことをいい、逆に対象資産を一定期日(期間中)に、一定の価格で購入することのできる権利を「コール・オプション」といいます。

プットオプションの取引には、買い方(権利を買う人)、売り方(権利を売る人)の両方が存在します。 買いたい人がいても、売りたい人がいなければ取引は成立しません。売り方は、買い方からオプション料を受取る代わりに、買い手の権利に応じる必要があります。

ブルとベア

ブルとベア, ぶるとべあ

ブルとベアとは、ブルは強気の意味で、雄牛は、角を下から上へ突き上げるようにして攻撃することから、強気派を「ブル(Bull)」と呼びます。また、値段が上昇している強気の市場を、「ブル・マーケット」といい、マーケットの先行きを楽観的に考える様子を「ブル」または「ブルズ」ともいいます。

ベアは弱気の意味で、熊は立ちあがって、前足を上から下へ振り下ろして攻撃することから、弱気派を「ベアー(Bear)」と呼ぶようになりました。また「ブル・マーケット」に対し、弱気の市場を「ベア・マーケット」と呼びます。

フォワードマーケット

フォワードマーケット, ふぉわーどまーけっと

フォワードマーケット(スワップマーケット)とは、先渡し取引の市場ことで、相対で行われる予約取引です。将来のある一定時点での価格を、現時点で同価格で売り買いする取引をいいます。

為替取引の場合には、二つの通貨で売り買いの取引をし、時間差のある取引ですので、二つの金利が発生しますが、その金利差はフォワードポイントであらわします。

一般的にフォワードは現物決済が原則で、実際に現物の商品の受け渡しを行うため、取引分の資金が必要になります。

相対取引=取引所を介さずに両者の合意を得て成立する外国為替市場で行われる
       取引です。