アーカイブ : 2011年 3月

高値覚え

高値覚え, たかねおぼえ

高値覚えとは、過去のの高値が忘れられずに、下落に転じてもまたすぐに上昇すると思い込んでしまうことをいいます。相場の上昇を忘れることができずに、価格が元の水準に戻ると思い込み、その結果、相場の流れが変わって下降基調になっても、またいずれは値上がりするだろうと思ってしまう心理状態のことを指します。

このように高値覚えのクセがついてしまった場合は、仮に下降基調に入ったとしても、なかなか売りのタイミングをつかむことができず、最終的には売れに売れなくなることにもなりかねません。反対に、現在の水準が最も適切な水準であると錯覚し、上昇してもまたすぐに下落すると思い込むことを「安値覚え」といいます。

大規模小売店舗法

大規模小売店舗法, だいきぼこうりてんぽほう

大規模小売店舗法とは、百貨店のような大型店舗を対象に定められたもので、年間44日以上の定休日・物販営業時間は18時まで(地元との調整ができれば19時まで)とされていました。

平成4年に規制が緩和され、定休日を年間21日以上とし、物販営業時間は18時まで (地元との調整ができれば19時まで)とされました。

一般的に百貨店は朝10時から営業しますので、18時閉店の場合は1人の店員で朝からラストまで勤務できましたが、営業時間が延長されることにより、早番と遅番の交代制勤務になりました。
その後も規制緩和が進められましたが、平成12年に大店法は廃止されました。

代用有価証券

代用有価証券, だいようゆうかしょうけん

代用有価証券とは、信用取引の委託保証金の代わりとする有価証券のことを代用有価証券といいます。

先物・オプション取引における委託証拠金・取引証拠金等は、株券、公社債など一定の有価証券で代用することが可能ですが、代用有価証券には時価に対し価格変動リスクを伴うことから、時価に一定率 ( 代用掛目 ) 掛け合わせた価格で評価されています。

委託保証金を株にして、信用取引の枠で多量の株を買うと、わずかな株価の変動でも損益が大きく違ってしまうこともありますので、リスクは非常に高いといえます。