アーカイブ : 2010年 12月

ツイン指値

ツイン指値 ,ついんさしね

ツイン指値とは、逆指値を利用した、利益確定の注文と損切りの注文を同時に出す自動売買の方法のことを指します。

例えば今の株価が100円の株を持っていたとして、「150円以上になったら売り」と利益確定の注文を出しておくと同時に、95円を割れば損切りをしたいと値下がりした時の可能性も考慮して「95円以下になっても売り」と損切りの注文を出しておきます。
ツイン指値だと、これら2つの注文を1回で行うことができる便利な機能です。

通貨危機

通貨危機 ,つうかきき

通貨危機とは、1970年代以降の変動相場制と世界的な金融市場の形成による大規模な通貨下落のことを指します。

82年にはメキシコが発端となり中南米全域まで巻き込む通貨危機は、債務不履行を含み、ハイパーインフレが進行し反IMFなどの闘争という事態にまで進展しました。

アジアについては、97年にタイのバーツが大量に売られ、政府が買い支えできなくなったことで変動相場制に移行したことを発端にバーツが暴落し、周辺国に暴落現象が波及した。これをアジア通貨危機と呼んでいます。

通貨先物取引

通貨先物取引 ,つうかさきものとりひき

通貨先物取引とは、上場されている外国通貨を、将来の一定の時期において一定の価格で売買することを、現時点で約定する取引所取引のことを指します。

先物為替予約によくにていますが、取引所で取引されるため取引条件が定型化されていること、通常は差金決済(為替予約は、約定日に予約額全額の受渡しを行なう)である点が異なります。

先物為替予約取引は、期日・金額などが自由に決められるので、通貨先物取引よりも便利といわれています。

通貨先物

通貨先物, つうかさきもの

通貨先物とは、上場されている外国通貨を、将来の一定の時期に一定価格での売買を、それ以前の時点で契約する取引所取引のことを指します。

取引所で取引されるために、取引条件が定型化されていることや、差金決済である点が先物為替予約と異なります。経済効果としては、ほぼ同じです。

日本・円とアメリカ・ドル通貨先物取引が東京金融先物取引所に上場されていますが、期日・金額などが自由に決められる先物為替予約取引のほうが便利といわれています。

通貨ペア

通貨ペア, つうかぺあ

通貨ペアとは、売買する2国の通貨の組合わせを通貨ペアといいます。

FX外国為替証拠金取引では、円と外貨以外に外貨同士の組み合わせもあります。たとえば、USD/CHFの取引をした場合で、プラス収支でポジションを閉じるとすると、この時はCHF/JPYの円相場によって最終的に受け取れる円の額が変わってきます。

通貨インデックス

通貨インデックス, つうかいんでっくす

通貨インデックスとは、実行為替レートとも呼ばれ、通貨の全体的な変動を見ることができます。通貨インデックスは各国ごとに設定され、ドルであれば、連邦制度準備理事会が公表しているドル・インデックス(FRB指数)などがあります。

特定の通貨間の為替レートでの競争力を、単一の指標で総合的に把握しようとするもので、このインデックスにより、その通貨の全体的な変化を見ることができ、政府の金融政策の判断基準としても利用されています。

通貨オプション

通貨オプション, つうかおぷしょん

通貨オプションとは、選択権つき通貨先物予約取引と訳され、1つ、または2つ以上の複数のオプションの組合せにより、輸出入に関わる外国為替レートの変動リスクを回避する効果があります。

特定の通貨間を将来の契約した期日までに、契約した価格で売買する権利の売買を指し、また保有する持ち高為替が上昇の方向に相場が動いた場合には、権利を放棄してしまうことで、都合のよい相場で取引することができます。通貨オプションは、為替オプションともいわれます。

通貨スワップ

通貨スワップ, つうかすわっぷ

通貨スワップとは、円と米ドル、米ドルとユーロなどのように異なる通貨の元本や金利を交換する取引のことを指し、外貨建金銭債権債務の元利を円建金銭債権債務の元利と交換する形式で行われます。

通貨スワップは様々な方法で使われますが、例えば、ある会社がドル建で社債を発行し、利息の支払と元本の償還について、通貨スワップによる契約を結び、将来発生する支払額を円貨ベースで確定させるといった取引があります。
元本の交換はせずに、金利部分のみ交換するクーポンスワップなどもあります。

通貨単位

通貨単位, つうかたんい

通貨単位とは、通貨の呼称の基礎単位のことで、具体的に円、ドル、ポンド、ユーロなどのことです。

外国為替市場でのドルの対円相場(ドル/円レート)は通常、銭単位で取引されます。まれにではありますが「毛」の単位で建値されることもありますが、通常、基本となる単位は銭です。

ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.2867ドルなど1ドルの1万分の1が基本単位となっています。

通貨供給量

通貨供給量, つうかきょうきゅうりょう

通貨供給量(マネーサプライ)とは、、世の中に出回っている通貨の流通量を指します。
中央銀行(日銀)を含む金融機関全体から、経済全体にどの程度、通貨が供給されているかを図るのに利用されています。

経済活動の大きさに応じて変化するもので、通貨量が増えすぎると物価上昇(インフレーション)を招き、また減りすぎると物が余り、物価下落(デフレーション)を招くことになります。

対象になる通貨は、個人、法人、地方公共団体の保有する通貨量で、金融機関が保有する通貨は控除されます。