アーカイブ : 2011年 1月

帳尻

帳尻, ちょうじり

帳尻とは、建玉を反対売買によって決済したことにより生じた売買差損益金に、取引手数料、消費税、スワップ・コストを加減した差引損益金のことを指し、売買報告書に記載されます。

帳入値段

帳入値段 ,ちょういれねだん

帳入値段とは、建玉を値洗いするための基準値段のことで、外国為替証拠金取引の場合にはニューヨーク市場の終値が用いられています。

チャートポイント

チャートポイント, ちゃーとぽいんと

チャートポイントとは、相場の値動きの変動をグラフで表したものをチャートといい、チャート上での節目となるところを指します。大きく分類すると、「時系列チャート」と「非時系列チャート」に分けることができます。

チャートには、さまざまな形があり代表的なものとして、チャートの山が3つ並び、真ん中の山が一番高いのは「三尊型(ヘッド・アンド・ショルダー)」と呼ばれるもので天井打ちを意味します。

貯蓄

貯蓄, ちょちく

貯蓄とは、銀行預金や郵便貯金、MRF、円建てのMMF等の金融商品を使って、直近の支払いや不測の事態などのために、より安全にお金をためることをいいます。一般的に低い利率ですが、簡単にお金を引き出すことができます。

直接税

直接税, ちょくせつぜい

直接税とは、所得税や法人税などのように納税義務者と税金を実際に負担する者とが同じ税金のことをいいます。

所得税や法人税は直接税であり、これに対し酒税・たばこ税・消費税などは間接税になります。

直接税の特徴は、「所得がある、財産がある」という点に着目して、所得が高い人にはより多くの税金を負担してもらうという点です。

間接税の特徴は、自分の納めた税金をほかの業者や消費者に転嫁できることです。消費税の場合は、消費者が税金を払っているように見えても、実際には「税金分を負担している」のであって、納税義務者はメーカー・卸売業者・小売業者になります。

中央銀行

中央銀行, ちゅうおうぎんこう

中央銀行とは、一国の金融機構の中枢となる機関のことで、日本においては、この役目を「日本銀行」が担っています。

銀行券(お札)を発行し、市中銀行を相手に資金を貸し出す銀行の銀行という役割を持ち、金融政策を円滑に行うための、最も重要な目的は「物価の安定」を図ることで、これには経済が安定的かつ持続的成長を遂げる上で不可欠な基盤となっています。

国へも資金の提供を行う政府の銀行であり、経済環境を見据え、通貨の量を調節したり安定化を図るなどの金融政策も司っています。

ちょうちん買い

ちょうちん買い, ちょうちんがい

ちょうちん買いとは、「ちょうちんを待つ」ところから出た用語で、自分の意志ではなく、仕手筋や大手証券会社または、有力投資家の買いに乗って、同じ銘柄を買うことをいいます。

どんどん買い進められる株はちょうちん買いが多く、こうしたとき、買い人気は高まります。こんなことは相場にはよくあります。

長期投資

長期投資, ちょうきとうし

長期投資とは、長期的に証券や外貨を保有して、目先の価格の変動をあまり気にしないで、長期的視野に立ち、金利や配当金などのインカムゲインを主目的にした投資方法です。

それに対し短期投資とは、株価や証券の価格が上がれば短期で売却したり、キャピタルゲインを得て、これを短期に何度も繰り返す投資方法のことをいいます。

地政学リスク

地政学リスク, ちせいがくりすく

地政学リスクとは、特定地域が抱える政治的、あるいは軍事的な緊張の高まりが、世界経済全体の先行きを不透明にするリスクのことをいいます。

米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長が2002年に声明文にて指摘したことにより頻繁に使われるようになりました。

特に近年では、北朝鮮問題、インドとパキスタンの緊張、イラク戦争などアジア各国の政情不安、中東情勢の緊迫化や世界的なテロ問題などが金融市場に大きく影響を与えていることもあり、これらの不安感が投資活動や消費行動が鈍ることが懸念されます。