反発とは

反発,はんぱつ,ハンパツ
反発とは、下げ足をたどっていた相場が上昇に転じることをいいます。

基本的には、短期間に限定した相場の上昇を指し、本格的な上昇という意味ではありません。相場が上昇する場合には、なんらかの好材料をきっかけとして反発に転じますが、それほど強力な材料ではないため、値を戻したところで売る、いわゆる「戻り売り」が入るケースがよくみられます。

値上がり幅が大きい時は「急反発」といい、小幅の時は「小反発」といいます。同様の言葉として「反騰」がありますが、一般的には反発よりも値上がり幅が大きいケースの場合に用いられます。
上昇を続けていた相場が、逆に値下がりに転じることを、「反落」と呼びます。

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納税者番号制度とは

納税者番号制度,のうぜいしゃばんごうせいど,ノウゼイシャバンゴウセイド

納税者番号制度とは、納税者1人1人に広く番号を付けて管理し、所得や納税の状況を把握しやすくする制度を指します。

納税者や金融機関等の取引の相手方の税務当局に提出すべき課税資料にその番号を記入することを義務付けて、その番号を照合することにより、納税者に関する課税情報を集中的に整理し管理します。

融取引等から生じる納税者の所得捕捉の正確化が図られ、徴税の効率化や脱税の防止につながるなどの利点があるとして、政府税調を中心に長年導入が検討されてきましたが、プライバシー保護の観点から導入反対論も根強くいまだ残っています。
その一方で、納税者番号制度の導入につながる動きとして、基礎年金番号や住民基本台帳法に基づく住民票コードなどの番号制度は導入されています。

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値洗いとは

値洗い,ねあらい,ネアライ

値洗いとは、金融先物取引所で毎日営業終了後に行われ、先物取引での決済が未了である約定に係る数量について、清算値段により評価替えを行うことを指します。

。先物取引は約定時に決済しない代わりに証拠金の差入れが義務づけられていますので、値動きにより評価損が発生した場合には証拠金の積増しを行う必要が生じます。

清算参加者と清算機関である日本証券クリアリング機構とが毎日、建玉ごとに清算値段を算出し、その翌日に差金を日本証券クリアリング機構を通じ、授受するという方法が行われています。

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ニクソン・ショックとは

ニクソン・ショックとは、1971年8月にアメリカのニクソン大統領が発表した「新経済政策」における「金と米ドルの交換停止、10%の輸入課微金の賦課」という内容により、世界に与えた経済的影響を指します。

それまで米国は金1オンス=35ドルで交換していましたが、同年12月にはドルを金に対して切り下げ1オンス=38ドルとしました。各国通貨もドルに対して切り上げたことにより、また新たなレートで一時的に固定為替相場制が復活しました。

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成行注文とは

成行注文,なりゆきちゅうもん,ナリユキチュウモン

成行注文とは、売買レートを明示せずに、数量のみを指定して注文を発注し、そのときの市場レートで即時に注文を約定させる注文方法を指します。

売買を迅速かつ確実に執行したい時に利用され、指値注文に優先して売買が成立するので、出来高が少ない場合や相場変動が大きいときには、予想外の高値で購入、もしくは予想よりも安値で売りに出したりする場合があります。
逆に、値段を決めて注文することを「指値注文」といいます。

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投機とは

投機,とうき,トウキ

投機とは、配当や長期的な価格の上昇を期待して証券や通貨を買う「投資」に対し、その証券や通貨の価値よりも値動きに着目し、短期的に価格変動から利益を得ようとすることを指します。

外国為替取引のおいては、実際に外貨を決済のために買うことを実需といいますが、それに対して、短期的な値動きから利ざやを得るためだけに売買することを投機といいいます。
証券投資の場合に、投機的な株式投資の代表的なものといえば、信用取引を使った売買といえます。また、投機熱が高まることを過当投機といい、株価規制などが行われることがあります。

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天井とは

天井,てんじょう,テンジョウ

天井とは、株価が高値を付けて上昇している状態を指します。最も株価が上がっている状態を「大天井」といい、株価が下がっている状態を「底」、最も株価が下がっている状態を「大底」といいます。

このような状態を指す、チャートの形としては三尊型があり、チャート分析のパターンの1つです。
3つの山を形成する典型的な天井の形を示し、三尊型と呼ばれています。仏像が三体並んでいるように見えるので三尊型といわれ、この形を欧米では、人の頭と両肩に見立てて「ヘッドアンドショルダーズ(トップ)」と呼んでいます。

類義語

青天井=どこまでも上昇を続けそうに思われるぐらい、強気になっている相場の状態
      雲1つない青空のように、天井=ピークがない、という意味からきていま 
      す。

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追加証拠金とは

追加証拠金,ついかしょうこきん,ツイカショウコキン

追加証拠金とは、追証、マージンコールともいい、保証金維持率が下がり、維持率をあげるための追加を入れます。

一定の損失以下になると必要となる証拠金で、具体的には、評価損が発生し、ポジションを維持して担保能力を高めるために、追加証拠金が必要となってきます。このとき追加の証拠金が入れられないと強制決済となります。

マージンコール・ライン=追加証拠金、または追加証拠金の維持率を指し、追加証
                拠金を入れないで済む状況にするために必要な維持率の
                こと。

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地政学リスクとは

地政学リスク,ちせいがくりすく,チセイガクリスク

地政学リスクとは、特定地域が抱える政治的、あるいは軍事的な緊張の高まりが、世界経済全体の先行きを不透明にするリスクのことをいいます。

米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長が2002年に声明文にて指摘したことにより頻繁に使われるようになりました。

特に近年では、北朝鮮問題、インドとパキスタンの緊張、イラク戦争などアジア各国の政情不安、中東情勢の緊迫化や世界的なテロ問題などが金融市場に大きく影響を与えていることもあり、これらの不安感が投資活動や消費行動が鈍ることが懸念されます。

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代用有価証券とは

代用有価証券,だいようゆうかしょうけん,ダイヨウユウカショウケン

代用有価証券とは、信用取引の委託保証金の代わりとする有価証券のことを代用有価証券といいます。

先物・オプション取引における委託証拠金・取引証拠金等は、株券、公社債など一定の有価証券で代用することが可能ですが、代用有価証券には時価に対し価格変動リスクを伴うことから、時価に一定率 ( 代用掛目 ) 掛け合わせた価格で評価されています。

委託保証金を株にして、信用取引の枠で多量の株を買うと、わずかな株価の変動でも損益が大きく違ってしまうこともありますので、リスクは非常に高いといえます。

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