安値覚えとは

安値覚え,やすねおぼえ,ヤスネオボエ

安値覚えとは、現在の相場水準が最も適切な水準であると錯覚し、上昇してもまたすぐに、下落すると錯覚してしまうことをいいます。

たとえば、自分が保有している銘柄の株価が大きく値下がりした後に、このような錯覚を起こしていまう危険性があります。株価の下落を忘れることができずに、現在の株価こそが適正な水準であると思い込んでしまい、その結果、相場の流れが変わって上昇基調に入ったとしても、またいずれは値下がりするだろうと思いこんでしまいます。

安値覚えのクセがついてしまうと、仮に相場が上昇基調に入ったとしても、なかなか、投資に踏み切れず最終的には売買のタイミングがあわず、株価の値上がりを取り損なっていまいます。

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持合いとは

持合い,もちあい,モチアイ

持合いとは、横ばいの価格動向の部分を示す時に使われるテクニカル用語です。たとえばドルが対円であるレベルであまり動かずに取引されている時などに使われ、売り買いが同程度にぶつかりあって、そのレベルから上がるでも下がるでもない状態にあることを指します。株式市場や為替市場など、金融市場でよく使われる言葉です。

横ばい=価格レンジの狭いマーケット、すなわち価格の上昇、又は下落の動きが小さ
      いこと。

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名目金利とは

名目金利,めいもくきんり,メイモクキンリ

名目金利とは、インフレ率を差し引く前の、表面的に示されている見せかけ上の金利のことをいいます。預金金利など、日頃、一般的に使用している金利を「名目金利」という。

インフレ率=物価上昇率とも言います。デフレとはインフレの反対で、物価が下がるこ
        とをいいます。

インフレ=物価が継続して上昇する経済現象。通貨の供給量が過剰となり、その価値
       が下がる貨幣的要因や、需要が供給を上回ることによって起こる「需要イ
       ンフレ(ディマンド・プル・インフレーション)」、原材料やエネルギーなどの生
       産コストの上昇により起こる「供給インフレ(コスト・プッシュ・インフレーショ
       ン)」など、発生原因の違いにより、さまざまな分類に分けられます。

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ムーディーズとは

ムーディーズとは、ジョン・ムーディーによって1900年に設立された、アメリカに本拠を置く債券格付け会社で、ムーディーズ・インベスターズ・サービスといいます。
アメリカに本拠を置く民間の債券格付け会社で、スタンダード&プアーズと並び世界的な2大格付け機関として有名です。

債券格付けを表す格付け記号は、格付け会社によってやや表記の仕方が異なりますが、基本的にはトリプルA(ムーディーズの表記はAaa)を最上級格付けとして、ダブルA(Aa)、シングルA(A)、トリプルB(Baa)、ダブルB(Ba)……と格付けが下がっていき、それに伴って債務不履行に陥るリスクも高まってきます。

1930年代の大恐慌の際には、ムーディーズの格付けが高い債券ほど債務不履行発生率が低かったために絶大な信頼を得て、現在では投資家が企業を判断する際の、重要な要素のひとつとして定着しています。

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ミクロ経済とは

ミクロ経済,みくろけいざい,ミクロケイザイ

ミクロ経済 とは、ミクロは(小さい、極小)という意味になりますが、ミクロ経済というのは、マクロ経済の逆で個人の消費や企業・商店・役所などの消費的な経済行動経済を把握する際の経済の基本単位を指します。
マクロとは違い、視野を狭くしているため、企業や個人の価格などに関する予想や行動にまで深く分析することができます。

この分析結果は、マーケットの中で最大の利益を得るための、生産量や商品価格設定のする際の基礎となり、これによって、個人あるいは企業活動を円滑にすることが可能となります。

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マクロ経済とは

マクロ経済,まくろけいざい,マクロケイザイ

マクロ経済とは、経済を捉える際に、一国の経済全体をみるもので、完全雇用や物価安定など、一国の経済を巨視的にみた場合の経済目標を達成するために行われる経済政策の総称を指します。

経済の三態(政府・企業・家計)を総体として捉えて、GDP成長率などの経済成長率や、消費者物価指数などの物価指数など、経済指標等を用いて、経済を数値的に捉えることをいいます。

GDP=Gross Domestec Productの略で国内総生産を意味します。近年ではGNP
     (国民総生産)ではなく、GDPを用いることが多くなりました。

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保管振替制度とは

保管振替制度,ほかんふりかえせいど,ホカンフリカエセイド

保管振替制度とは、株券などの有価証券を集中保管し、現物そのものの受け渡しをする代わりに口座振替によって権利の移転を行う制度のことを指します。
通称「保振(ほふり)」という呼び方をし、目的として証券の流通を円滑に行い、株券などの有価証券の保管・受け渡しを合理化することとしています。

証券保管振替機構は、証券会社や銀行から預けられた株券を保管し、その受渡しにより発生する権利の移転を、実際の株券の授与を行わずに口座間の振替により行います。有価証券の所有者は、証券保管振替機構に預託した状態で、売買の権利を行使することができます。

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変動為替相場制とは

変動為替相場制,へんどうかわせそうばせい,ヘンドウカワセソウバセイ

変動為替相場制とは、外国為替取引において外貨との交換比率を指す外国為替レートを、外国為替市場において外貨の需要と供給の関係に任せて自由に為替レートを決める制度をいいます。

米ドル、ユーロ、日本円など、世界の主要通貨は全て変動相場制になっていますので、これをフロートあるいはフロート制とも呼びます。しかし、経済変動で通貨レートの動きが大きくブレてしまい、それが経済を不安定にさせてしまうといった可能性を持っています。
また、1976年1月にジャマイカのキングストンで開催されたIMF暫定委員会において、変動相場制は承認を得ています。

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分離保管とは

分離保管,ぶんりほかん,ブンリホカン

分離保管とは、FX外国為替取り扱い業社が、顧客から預かった証拠金(為替差損益金、評価損益、スワップポイント、未払い手数料を含む)を、に信託口座に移管し、FX外国為替取り扱い業社の資産とは区分して信託契約先銀行において分離保管することを指します。

分離保管することで、FX外国為替取り扱い業社や信託契約先銀行に万が一のことがあった場合にも、顧客から預かった証拠金は、信託財産として原則、全額返還されます。

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引受手形とは

引受手形,ひきうけてがた,ヒキウケテガタ

引受手形とは、輸入者の引受がなされた手形のことをいいます。貿易上では、引受けは、後日外国買手によってなされる関係から、輸出荷為替取組みのときには、振出人だけの一方的信用で銀行に買い取られますが、手形は引受け未済のまま、取立てのために外国のコルレス銀行に送られます。
その輸入地の銀行から引受けが要求されて、輸入者の引受けがなされて、はじめて引受手形となります。

コルレス銀行=国際決済のために為替業務代. 行の契約であるコルレス契約を結ん
          だ銀行で、手形の取立代行、送金の支払代行、信用状の授受、決済
          勘定など外国為替 業務の取決めなどを行う。

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