アウトライト取引とは

アウトライト取引,あうとらいんとりひき,アウトライントリヒキ,outright transactions

アウトライト取引とは、先物為替取引のひとつで直物為替の売買を単体で行う取引を、アウトライト取引(outright transactions)と呼びます。

反対の言葉として、スワップ取引がありますが、スワップ取引は直物を売ると同時に先物を買う、または直物を買うと同時に先物を売る、といった取引です。アウトライト取引は、売り、または買いのどちらか一方だけを行う取引です。取引の例としては、先渡(フォワード)取引、直物(スポット)取引等があります。

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アービトラージとは

アービトラージとは、裁定取引と呼ばれている取引のことです。
いわゆる、相場の値鞘(値ザヤ=商品の価格差)を利用して利益を得ようとする取引のことをアービトラージ(裁定取引)と呼んでいます。
たとえば、ある2つの市場間で同一の商品を取引したとすると、それぞれの商品価格が異なることがあります。
そのときにそれぞれの商品を、価格の安い市場で買い、価格の高い市場で売ることによって、理論上は低いリスクで利益を得る取引ができます。

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ワラントとは

ワラントとは、発行会社の株式を買い付ける権利のことを指し、この権利のことを、ワラント(新株引受権)と呼びます。

この権利を持っていると、いつでも、その会社の株式を予め定められた価格で買い付けることができ、この予め定められた価格のことを行使価格(こうしかかく)と呼んでいます。

個別株式、外国為替、株価指数など(これらは原資産と呼ばれています)を対象として発行され、通常、原資産の動きに連動しながら、より大きな値動きをする傾向がみられます。

ワラントには、ワラント債の社債とワラントを切り離して別々に販売できるタイプを「分離型ワラント債」があり、現在流通しているのは、この「分離型ワラント債」がほとんどです。

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狼狽売りとは

狼狽売り,ろうばいうり,ロウバイウリ

狼狽売りとは、株式取引において、悪材料が出たことなどが原因で、株価が急に下がり、相場が急落し始めた時に、その下げの大きさや、下落の下げ足の速さに驚いて、投資家が保有株を慌てて売りに出すことをこのようにいいます。

特に、持ち合い時に上昇期待の見込み売買をしていた投資家が、損切りで売りに出すことを「狼狽売り」といいます。

悪材料=相場を下落させる外部要因のことを指します。弱材料とも呼ばれる。

損切り=損失を確定させる取引のことを指します。ロスカットともいう

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レートとは

レートとは、「為替レート」のことを指します。
「為替レート」は異なる国の通貨を交換する時の価格をいいます。レートとはそもそも率とか割合とか歩合といった意味を持ちますが、外国為替の場合には、1ドルがいくらで交換できるか、また1ユーロがいくらで交換できるかを示します。

国内でテレビ等のニュースで報道される、1ドル=117円80銭とか、1ユーロ=145円50銭といった具合に、1銭刻みで表示され、取引されています。

為替レートの種類は、カレンシーペア(通貨の組合せ)であらわします。

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ルーブル合意とは

ルーブル合意,るーぶるごうい,ルーブルゴウイ

ルーブル合意とは、1987年2月22日にパリのルーブル宮殿で開催された先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議いわゆる「G7」において、プラザ合意以降のドル安進行を止める為に通貨安定に向け、各国が政策協調(協調介入)を行うことを決めた合意事項を指します。

プラザ合意以降の為替相場はドル安が進み、1987年には1ドル=150円までドル安/円高が進みましたが、 これに歯止めをかけるため、先進7カ国の財務相・中央銀行総裁がパリのルーブル宮殿に集まり、これ以上のドル安は、各国の成長および調整の可能性を損ないかねないとして、「G7」の通貨当局は為替レートを安定させる為に協力することで合意にいたりました。

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量的緩和とは

量的緩和,りょうてきかんわ,リョウテキカンワ

量的緩和とは、日本銀行が金融市場に大量に資金供給を行う金融緩和政策のことをいいます。

日銀が金融市場に大量に資金供給をおこない、デフレ・スパイラルの状況から脱却しようという試みをいいます。具体的には、都市銀行や地方銀行(市中銀行)の持っている国債や手形を日銀が買い取って、市中銀行が日銀に持っている当座預金にその代金を置いて当座預金残高を増やすことです。

量的緩和政策は、2001(平成13)年3月19日の政策委員会・金融政策決定会合で導入が決まりました。

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ラリーとは

ラリーとは、株式市場や外国為替市場などの相場の値動きの様子を指す言葉で、小さな上げ下げを伴ないながら、徐々に上昇していく値動きの様子をいいますga,
上昇トレンドのようにはっきりとした動きではありません。

上昇トレンド=連続して高値が切り上がり、また連続して安値が切り上がっていくよう
         な一連の価格の動きのことです。

トレンド分析=株価の上昇、下降、横バイという3つの趨勢により相場を予測する手法
         で、チャート分析の1つです。相場は動き出すと、しばらくは一定の方
         向に動く習性があり、価格が上昇、下降、もしくは横バイのいずれの方
         向にあるのかを判断する手法として、「トレンド分析」があります。

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ヨーロピアンとは

ヨーロピアンとは、オプション取引の条件の一つで、オプション取引の権利行使が満期日のみに限定されているオプションを「ヨーロピアンタイプ」といいます。

これに対して、オプション取引の開始日から取引最終日までの期間であれば、いつでも権利行使できるオプションを「アメリカンタイプ」といいます。
TPIXオプション取引及び株券オプション取引では、ヨーロピアンタイプを採用しています。

オプション取引=あらかじめ決められた期日までに、ある商品をあらかじめ決められた特
           定の価格(権利行使価格)で買い付け、または売り付けする権利(オプ
           ション)を売買する取引。

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有事のドル買いとは

有事のドル買い,ゆうじのどるがい

有事のドル買いとは、戦争や予期せぬ出来事などの際に国際的な緊張が高まると、為替市場において、緊急避難的にドル買い需要が急激に高まることを指します。

なぜ需要が高まるかというと、アメリカの圧倒的な軍事力・政治力や米ドルの流動性に対して、市場参加者の信認が増すためと考えられます。先を争ってドル買いが行われますと、急激なドル高(円安)の相場展開となることが多くなります。

しかし、最近はアメリカの9.11の同時多発テロ以降は「有事のドル売り、スイスフラン買い」といわれることもあります。

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