アーカイブ : 2010年 11月 18日

投げ

投げ ,なげ

投げとは、株式取引や外国為替取引において、手持ちの株や外貨を損を覚悟して決済すること(損切り)を指します。

株式の場合、値上がりすると思って買った株が思惑はずれで買い値を下回り、持ち続けていても値上がりが見込めない、あるいはまだ下落が続いて、さらに損失がふくらむという場合に起こることがあります。

外国為替の取引の場合も同じように、円安に向かうとの思惑で買った米ドル/円の通貨ペアが、円高に向かい買いレートを下回り、さらに円高が進むと予測した場合などに損を覚悟して投売りの状況になることがあります。
株や通貨の暴落時には、投げが投げを呼ぶ「総投げ」の状態になります。

難平買い

難平買い, なんぴんがい

難平買いとは、買った米ドル/円が円高になった時に買い増して、買いコストを下げることをいいます。

難平は投資手法のひとつで、買いポジションの時に値段が下がった場合に、さらに買いポジションを増やし買いの平均値段を下げる売買方法の事を指します。また、売りポジションの時に値段が上がった場合に、さらに売りポジションを増やし売りの平均値段を上げる売買方法です。

株式取引の場合は、現物株でも信用取引でも活用できます。
難平買いは、例えば900円で1,000株買った株が800円に下がり、そこで1,000株買い増したとすると、1株の買いコストは850円になります。難平買いをしなければ、株価が900円を上回らないと利益は出ませんが、難平買いの場合は株価が750円を超えると利益が出ることになります。
しかし、買い増す資金が続かないと失敗に終わる可能性が大きく、初心者にはお奨めできる売買方法ではないでしょう。

難平

難平, なんぴん

難平とは、買いポジションの時に値段が下がった場合に、さらに買いポジションを増やし買いの平均値段を下げる売買方法の事を指します。また、売りポジションの時に値段が上がった場合に、さらに売りポジションを増やし売りの平均値段を上げる売買方法。

難平のカナ書きで、ナン(難)は損を意味し、損を平均することをいいます。投資におけるひとつの売買手法ですが、たとえば外国為替取引において、買い持ちの米ドル/円が買ったレートよりも円高になった時、米ドル/円をさらに買い増して、買いポジションのレートの平均を下げることを「ナンピン買い」といいます。

軟調

軟調 ,なんちょう

軟調とは、買い意欲が乏しく相場が下げている状態の事で、相場の勢いが弱く、買い手が少ない状態の事をこのようにいいます。つまり、地合いが悪く、相場が上昇する事があまり期待できない地合いの事をいいます。

相場の全体感を掴むときに用いられ、ゆるやかに市場相場が下がっている状況のことです。相場が軟調である状態を、「下げ足」とも表現し、反対にゆるやかに上がっている状態を堅調といいます。

地合い=相場の状況や雰囲気、市場の人気のこと。

仲値

仲値, なかね

仲値とは、邦銀の窓口レートの基準になるもので、毎日午前10時頃のインターバンク市場(銀行間の卸取引相場)の為替レート(中心値)を元に決められる値のことを指し、対顧客相場ともいいます。

公表仲値レートともいいますが、レートは、各銀行が独自に決めていますが、銀行間市場なので、どこもほぼ同じようなレートになります。ドルが不足することを仲値不足といい、この場合は、足りない分をマーケット(外国為替市場)で購入する必要があります。原則当日中は変動しないものとして窓口業務を行っています。

内外価格差

内外価格差, ないがいかかくさ

内外価格差とは、同じ商品や商品群、サービスについて、日本国内での価格と、諸外国で購入した場合の価格に格差がついている状態を指します。

通常、価格調査した時点での為替レートで換算した価格によって比較され、円高になると、ドルで換算した国内価格が海外価格より割高になります。

内外価格差は1985年に締結されたプラザ合意以降に起こった急激な円高の進行によって注目を集めるようになりました。1990年の経済企画庁による調査によると、東京の物価水準はパリの1.53倍、ニューヨークの1.20倍となっています。