アーカイブ : 2010年 11月 24日

特別気配

特別気配, とくべつけはい

特別気配とは、呼値の値段が価格の継続性維持の観点から適正と認める範囲外のときに、その存在を特別に周知するために表示する気配。いいかえれば売買注文を成立させる時に対になる約定値段が、取引可能な値段幅の範囲外になった時に、取引所が出すものを指します。

株式市場において、買い注文が殺到した場合に、売り注文が約定可能値段幅から大幅にはずれることになり、需要と供給のバランスが崩れますが、取引所は売り注文が出るのを待ちながら、約定可能値段幅を段階的に引き上げて調整を行い、その間、便宜上、取引が中断されているような状況になります。こういった取引市場の状態のことを「特別気配」と呼びます。

独占禁止法

独占禁止法, どくせんきんしほう

独占禁止法とは、昭和22年(1947年)法律第54号。正式名称は「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」を指します。

様々な、自由な市場において、自由に競争が行われるべきで、製造・販売・サービスなどの業者は創意工夫と適正な手段を用いて、製造・販売・サービス等の量を増加させるべく競争するものですが、時に一定の市場を確保したものは、確保した占有率をさらに増加させ、あるいは低下させないようにと、業者間で価格統制をしたり、不当廉売したりと、自由に行われるべき適正自由競争原理を否定して、自己の独占を確保、維持しようとします。
これらを法的に規制するものが独占禁止法です。

独歩高

独歩高, どっぽだか

独歩高とは、相場全体は下げ相場にもかかわらず、ある特定の通貨だけが上昇することをいいます。また「異彩高」とも呼ばれます。

株式取引などの場合、1つの銘柄に好材料が出てかなり買われても、その材料が相場全体に影響する要因とならなかった時などによく起きる現象で、証券会社などは、相場が停滞して商いが閑散な時には、探りを入れるための打診買いを行う場合がありますが、このような動きに対し市場が反応して独歩高になるケースもみられます。