アーカイブ : 2010年 12月 12日

デリバリーリスク

デリバリーリスク, でりばりーりすく

デリバリーリスクとは、受渡しに係るリスクのことを意味する言葉ですが、外国為替取引においては資金の受渡し場所に時差がある為に生じるリスクのことを意味しています。

外国為替取引は異種通貨を交換する取引ですので、売り買いの通貨の受渡し場所が異なってきます。
例えば米ドル/円の取引では、米ドルはニューヨーク渡し、日本円は東京渡しとなります。米ドルと円の受渡しを同時に行うことができればリスクは生じませんが、東京とニューヨークの時差の関係で受渡しに13~14時間程度の時間差を生じます。

銀行間で日本円を売り米ドルを買う取引を行った場合、円の「売り手銀行」は東京で「買い手銀行」に円を支払いますが、ドルをニューヨークで受取るのは13~14時間後ということになってしまいます。
「売り手銀行」としてはドルを受取るまでに、冬時間の場合には14時間の先払いのリスクを負わなければなりませんが、地球上に時差がある以上回避することはできないリスクです。

デリバリー

デリバリー, でりばりー

デリバリーとは、現物の受渡しのことをいいます。FX外国為替取引業者では差金決済のところがほとんどですので、デリバリーの可能なところは比較的少ないといえます。
一般的なデリバリーとは、移動距離が短く、移動ロットが少なく、消費者に近い輸送のことを呼びます。宅配サービスなどがそれにあたります。。

デリバティブ

デリバティブ, でりばてぃぶ

デリバティブとは、金融派生商品のことで、株式、金利、為替など、金融資産や金融取引から派生して生まれた取引、または資産のことをいいます。

先物取引オプション取引、スワップ取引、新株予約債券付社債などがデリバティブの一種です。

一般的には原資産の将来の価格やレートなど、不確定要素についての取引をいう事が多いのですが、デリバティブの特徴として、取引に大きな資金を必要としないので、少ない資金で大きな取引ができることです。すなわち、ハイリスク、ハイリターンということになります。