アーカイブ : 2010年 12月

電信売相場

電信売相場, でんしんうりそうば

電信売相場 TTS とは、円を外貨に替える際に適用される為替レートをいい、金融機関が、投資家へ外貨を販売する際、仲値に銀行の手数料・利益部分として1円を上乗せしたレートのことをいいます。電信による輸入為替に対して適用されるので、銀行側からは「売り為替」になるのでSellingといいいます。

電信為替相場

電信為替相場, でんしんかわせそうば

電信為替相場とは、電信による送金為替に適用される為替レートのことをいいます。電信為替相場には、「電信売相場 TTS 」と「電信買相場 TTB 」の二つに分類されます。

電信売相場=仲値に銀行の手数料・利益部分として1円を上乗せしたレートのことを
         指し。電信による輸入為替に対して適用されます。「売り為替」なので
         Sellingという。

電信買相場=仲値から銀行の手数料・利益部分として1円を差し引いたレートのこと
         を指し。電信による輸出為替に対して適用されます「買い為替」なので         Buyingという。

店頭公開

店頭公開, てんとうこうかい

店頭公開とは、証券会社を通じて広く一般の人々に株式を公開することを指します。

公開にあたっては日本証券業協会と財務大臣が審査し、承認します。承認することにより、企業の信頼度や社会性が高まりますが、そのためには経営計画や極めて健全な収益性や財務体質などを備えていないと、店頭公開するための厳正な審査を通過することができなくなります。

手仕舞い

手仕舞い, てじまい

手仕舞いとは、信用取引において、売り建てている時は買戻し、買い建てている時は転売し反対売買で決済することをいいます。
通常、信用取引は証券会社などから資金や株を融資してもらって売り買いをしますが、決済は6カ月以内の反対売買で行われます。

手形買取り

手形買取り, てがたかいとり

手形買取りとは、信用状や銀行の自発的な信用認定により、銀行が輸出荷為替手形を買い取ることをいいます。
手形が不渡りになると、信用状発行銀行に求償、または振出人に償還の請求をします。

手形裏書

手形裏書, てがたうらがき

手形裏書とは、手形の裏面には、代金を請求する権利を有する人(債権者)が誰にあるのかといったようなことが書かれています。
財務基盤が安定な規模の大きな企業の手形ですと、その企業の信頼性が一種の担保となって運転資金の一部として同業者間などでやり取りされるケースもあります。このような手形を裏書手形と言います。

手形の裏書には、手形の信用を持たせる意味合いと、その手形の流通性を強化するための担保としての意味もあります。

手形不渡り

手形不渡り ,てがたふわたり

手形不渡りとは、手形を決済する資金が無く「手形の決済が出来ない」ことを言います。

手形の支払期日の欄に記載された「支払日」に手形は取立て銀行より取り立てに回され、手形交換所から決済銀行に手形が回され、決済資金があれば無事決済となりますが、決済資金が不足していれば不渡りとして手形を持ち込んだ人に不渡りの付箋を付けて、「不渡手形」として返還されます。

その不渡手形は、振り出し人、あるいは引受人において決済できなかったことになり、手形不渡りの影響が複数の企業に広がった場合、連鎖倒産発生の危険性が出てきます。

手形割引

手形割引 ,てがたわりびき

手形割引とは、商品の販売代金を手形で受け取った場合、支払期日まで待たないと現金化できません。
しかし、企業は商品の仕入れや、自社が支払った約束手形の決済、人件費など諸々の経費の支払いがあります。そのような場合、支払期日が来ていない手形を金融機関で現金化することを手形割引といいます。

手形支払い

手形支払い, てがたしはらい

手形支払いとは、手形の受取人が支払人にたいし、手形を呈示した日から、特定された期間を経過した満期日に支払われる場合の会計上の用語です。

手形支払いと似た言葉で支払い手形とは、受取手形と同じで、会計上の用語です。「お金を払う立場」が逆転するだけで、期限が到来したら額面に表示された金額を支払う義務を証明する手形のことです。

銀行では、支払手形がある企業より、支払手形がない企業の方が、融資審査においては好評価となり、不渡りと言うことがないため企業の安全性は高いと見なされます。融資審査においては好評価となります。

手形

手形 ,てがた

手形とは、他人に対して支払いを約束した有価証券のことを指します。一般的には支払期日を指定して発行し、その支払期日に、手形の受取人は銀行等で換金することができます。

また、裏書をすることによって手形の受取人は、第三者に譲渡することができ、銀行に割り引いてもらうことで、支払期日前に現金化することもでき、手形の振り出し人は、支払期日まで現金を用意する必要がないので、一種の資金調達ということができます。

手形の種類としては、手形期限の違う一覧払い手形、期限付き手形、銀行手形、個人手形と、担保の有無がある荷為替手形とクリーン手形などがあります。