アーカイブ : 2010年 10月

バリュー・アット・リスク

バリュー・アット・リスク, ばりゅー・あっと・りすく

バリュー・アット・リスクとは、ポートフォリオ(保有資産の集合体)の中のさまざまな金融商品の過去のデータを使って、ポートフォリオの損失の確率を予測するものを指します。2003年にデリバティブ取引で市場リスクを計測し、管理する事が低減され、それから他の金融資産のリスク計測にも使われるようになりました。

株式、投資信託、債券等、値動きのある金融資産または金融商品を保有している場合に、市場の変動によってどの程度損失を被るかの可能性を金額で示したものいえます。

バニラオプション

バニラオプション, ばにらおぷしょん

バニラオプションとは、種々の条件が付加されているオプションを総称してエキゾティック・オプションというのに対して、シンプルで基本的なオプションをプレーン バニラオプションと呼び、単なるコールやプットの買いや売りのオプションはプレーン・バニラオプションです。

実需および投機目的の取り引きで盛んに利用されるようになり、最近の金融仕組み商品には、バニラおよびエキゾティックオプションが組み込まれることも多く、欧米ではすでに銀行間取引でもかなりの金額が取り引きされています。

ハイパー・インフレーション

ハイパー・インフレーション, はいぱーいんふれーしょん

ハイパー・インフレーションとは、インフレーションの1種ですが、その上昇速度によって、クリーピング・インフレーション、ギャロッピング・インフレーション、ハイパー・インフレーションに分類され、超インフレーションのことを指します。

物価が1年間に数倍に上昇するような速度のきわめて速いインフレーションインフレを指しています。一般的には国債の大量発行や金融の緩和がハイパー・インフレーションに繋がるといわれています。

バブルの崩壊

バブルの崩壊, ばぶるほうかい

バブルの崩壊とは、バブルと呼ばれる「あぶく」のように投機的な投資が行なわれる経済状態が、あたかも「あぶく」が割れるように瞬時に終焉することをいい、一橋大学の野口悠紀雄教授が命名しました。

実体経済とかけ離れて貨幣経済が異常に膨張して好況な状態をバブル経済といい、好況な経済状態が崩壊したことを指し、日本においてのバブル経済時期は1986年11月から1991年2月まで51ヶ月続き、1987年から4年間の実質GDP伸び率は4%を超えました。

バブル経済

バブル経済, ばぶるけいざい

バブル経済とは、実体経済とかけ離れて貨幣経済が異常に膨張して好況な状態を指します。

消費においては、何十万、何百万単位の高級品が簡単に売れ、高級レストランが流行り、高級イタリアブランドが流行り、雇用においても、売り手市場で高学歴の学生を超一流企業が大口採用するなど、日本全体が好景気に浮かれました。
しかし実態のない好景気ゆえにバブル経済崩壊後は、長く苦しい軽罪状況が続きました。

日本においてのバブル経済時期は1986年11月から1991年2月まで51ヶ月続き、1987年から4年間の実質GDP伸び率は4%を超えました。

配当

配当, はいとう

配当とは、企業が事業を通じて得られた利益を株主に対して配分するもので、その分配金のことを配当金と呼びます。

個人でも株式投資を行って株主になりますと、その株を買った企業が決算を迎えた時に一定の利益配当を得ることができます。
当期純利益のうち、配当金として支払った金額の割合を%で表示したものを、配当性向(はいとうせいこう)といいい、配当性向が高い会社は利益還元に対して積極的な企業として見られます。

決算=企業が一定期間の経営成績や財務状況をまとめるために行う一連の作業の
     こと。

反発

反発, はんぱつ

反発とは、下げ足をたどっていた相場が上昇に転じることをいいます。

基本的には、短期間に限定した相場の上昇を指し、本格的な上昇という意味ではありません。相場が上昇する場合には、なんらかの好材料をきっかけとして反発に転じますが、それほど強力な材料ではないため、値を戻したところで売る、いわゆる「戻り売り」が入るケースがよくみられます。

値上がり幅が大きい時は「急反発」といい、小幅の時は「小反発」といいます。同様の言葉として「反騰」がありますが、一般的には反発よりも値上がり幅が大きいケースの場合に用いられます。
上昇を続けていた相場が、逆に値下がりに転じることを、「反落」と呼びます。

ピラミッディング

ピラミッディング, ぴらみっでぃんぐ

ピラミッディングとは、トレンド相場での、投資手法です。

これは、アメリカのギャンという人が考えた手法といわれています。最初に買ったレートに段々利が乗ってきたら、それをずっと持ち続けているのも1つの方法ですが、まだまだ、相場のトレンドが続きそうだなというときに、さらに追加の建玉を買い増していく手法を「ピラミッディング」といいます。

ただ、買い増していくということは、最初に買ったレートよりも段々平均レートが上がっていくということになりますので、相場が急激に思惑と反対に動いた場合には、それまでの利益をすべてなくしてします可能性もありますので、注意が必要です。

ピボット・レート

ピボット・レート, ぴぼっと・れーと

ピボット・レートとは、外国為替相場における、基準となる相場のことを指します。

ピボットとは基軸の意味でセントラル(中心)・レートという言い方をする場合もあります。各国が通貨の金平価をいじることをせず、新しい対米基準相場を決めることを指します。

単にピボットというと、J・W・ワイルダーによって考案されたテクニカル指標で、前日の価格を用いて当日のサポート(支持)/レジスタンス(抵抗)水準を予測しようという指標です。デイトレーダー向けの分析指標といえます。

ビッグフィギュア

ビッグフィギュア, びっぐふぃぎゅあ

ビッグフィギュア(Big Figure)とは、外国為替取引において、売買注文を出す際に為替ディーラー同士や、ブローカーが使う言葉で、為替レートの最初の数桁を指します。

相場が荒れて、市場の動向が激しく変動しないかぎり、取引を円滑になおかつスピィ-ディーに行うため、特に取引が盛んに行われているときなどは、レートを提示する際に省略して建値します。
たとえば米ドル/円の価格が116.45/50の場合は口頭では45/50と表示されて、ビッグフィギュアの116が省略されます。