レジスタンスとは

レジスタンスとは、上昇の時に、上昇が止まると思われる価格水準の事を指します。

チャート表で、レジスタンスラインはその価格水準に引く線の事で、下のトレンドラインをとくに支持線(サポートライン)、上のトレンドラインを特に抵抗線(レジスタンスライン)といいいます。

それぞれの局面で支持線に接する点をサポートポイント(単にサポートともいいます)、抵抗線に接する点をレジスタンスポイント(単にレジスタンスともいいます)と呼び、サポートラインはいくつかの局面の底値(安値)を結んだ線で、サポートラインを引いて、サポートポイントを判断します。

サポートラインに近づいたら買いの局面ととらえ、それを超えるような相場展開になれば、売りの局面と判断します。

これらはチャートポイントといわれ、実際にチャートポイント近辺で売買をする人が多く、トレンドラインを突き抜けた場合、ポジションを切る動きが一斉に出て相場の勢いが加速することがあります。

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レバレッジとは

レバレッジとは、「梃子(てこ)」を意味する言葉で、金融の世界においては、少ない投資金額によって大きな取引を行なうことを「レバレッジ」の効いた取引と表現することがよくあります。
または「レバレッジ」をかけるともいいます。ちょうど、小さな力でも大きな石を動かすことができるという「てこの原理」と同じです。

外国為替保証金取引においては、外貨MMFや外貨預金などその他の外貨建て金融商品とは異なり、実際に取引する金額(総約定代金)よりもずっと少ない投下資金(保証金)だけで売買をすることができます。

外国為替保証金取引と、その他の外貨建て金融商品などとの最も大きな違いは、この「レバレッジ」の大小にあると言っても過言ではありません。「レバレッジ」を大きくすればするほどハイリスクの取引といえます。

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レンジフォワードとは

レンジフォワードとは、同一の権利行使期限、同金額のコールオプションとプットオプションを組み合わせて、為替予約が一定のレンジ内に収まるように取引レンジを確定させるオプション取引のことをいいます。

コールオプションとプットオプションの同金額の組み合わせとなるために、オプションプレミアムの受払いが相殺されます。このため、ゼロコストオプションと呼ばれることもあり、また、レンジ予約と呼ばれることもあります。

たとえば、国内のある輸出企業が、1ドル120円のコールオプションの売りと1ドル110円のプットオプションの買いを組み合わせることにより、以下にあげるような効果を期待できます。

1) 権利行使日にドルが110円~120円の範囲内:実勢レートで取引が行われます。
2) 権利行使日にドルが120円超:120円でドルを売る(コールオプションの権利行使
  に対応)
3) 権利行使日にドルが110円未満:110円でドルを売る(プットオプションの行使)

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ロスカットとは

ロスカットとは、ロス(loss=損失)をカット(cut=切る)するという意味する言葉で、外国為替取引において為替の変動により、取引者の任意で設定した損失の範囲にまで相場が変動した場合、または評価損が必要証拠金に対して一定の比率(ロスカットレベル)を超えたときに、取引されているポジションの損失を自動的に確定させる取引のことを指します。

ロスカットで損失を一定の範囲内に抑えることにより、投資資金を守ることにもなりますので、ロスカットのレベルを決めて取引を行う必要性があるでしょう。

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ロールオーバーとは

ロールオーバーとは、先物取引などに係わる建玉やFX外国為替証拠金取引において通貨を継続して保有するために、決済までの期間を自動的に繰り延べていく制度を指します。

外国為替市場で売買された取引の資金決済は、2営業日後におこなわれることになっていますが、この資金決済日を日々繰り延べていくことによって、実際の現金を受け渡すことなくポジションを維持することができます。

外国為替保証金取引では、通常、特に決められた決済期限はなく自動的にロールオーバーを行い、決済日が1日ずつ自動的に繰り延べられるので、好きなときに決済できるので長期間の投資が可能になります。

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ロシア通貨危機とは

ロシア通貨危機,ろしあつうかきき

ロシア通貨危機とは、財政難に陥ったロシア政府が公債償還に困難をきたしたことから、1988年8月に始まった通貨危機を指します。

アメリカのヘッジファンドが多額の資金を、ロシア国債やルーブルに投入していたため、危機が拡大し各国の証券会社や投資銀行などが多額の損失を出しました。

アメリカのヘッジファンドの中でも特に、経営破綻したLTCM社にアメリカの大手銀行が多額の融資を行っていたので、大きな損失となりました。

それが引き金となり、アメリカ国内に金融不安が波及することを避けるためにアメリカ政府は、急遽、IMF融資を主導し、誘導金利を計0.75%下げるなど、金融緩和政策に転じたために大事には至りませんでしたが、アルゼンチンやブラジルなどの中南米諸国に波及することは避けられませんでした。

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追い証とは

追い証,おいしょう

追い証とは、追加で差し入れる証拠金の「追加保証金」の略で、信用取引などにおいて、建株や代用有価証券の価格変動などの影響によって約定価額の20%(維持率)を委託保証金(建株の評価損益を通算)が下回ったときに新たに証券会社に追加を求められる、保証金のことをいいます。

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オシレーターとは

オシレーターとは、市場の日々の値動きから、価格の絶対水準とは無関係に売り買いのシグナルが発信され、相場の強弱動向を表した指標のことをいいます。

上下に振幅するチャート、ストキャスティクス、相対力指数(RSI)、サイコロジカルラインなどは、オシレーターの一種といえます。マーケットの買われ過ぎ/売られ過ぎなどの過熱感をみるためにに用いられることが多く、センチメント指標ともいわれます

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オイルマネーとは

オイルマネーとは、OPEC加盟国を中心とする産油国の経常収支に,対海外銀行ネット借入れ等を加え,石油輸出に係る貿易信用を控除した運用先を確定した余剰資金を指します。簡単に言えば、原油を売って得た利益のことです。

原油が少なくなる一方で資金は増加します。今後のことを考えて原油産油国はその利益を運用して利ざやで国を潤そうと考え、世界に投資を始めたのでオイルマネーと呼ばれるようになりました。

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オンライントレードとは

オンライントレードとは、インターネット経由で売買注文を入れる取引で株や為替の取引のことをいいます。

株のオンライントレードは、1999年に手数料が完全自由化されて以降、オンライン専業証券が「取引システムの手軽さ」、「手数料の安さ」、「株価情報など情報システムの充実ぶり」などを謳って台頭し始め、オンライントレードは誰でも手軽に取引を行えるようになりました。

為替取引については、外国為替FX証拠金取引が広まり始めてから、個人投資家の間でも盛んに行われるようになってきました。各市場において、最近は、オンライントレードを行うネットトレーダーが株式市場や為替市場の値動きに大きな影響を与える存在になってきたといわれています。

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