アーカイブ : 2010年 9月

預金保険制度

預金保険制度,よきんほけんせいど

預金保険制度とは、金融機関が預金等の払い戻しができなくなった場合等に、預金者等を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度です。

日本の預金保険制度は、「預金保険法」により定められており、政府・日本銀行・民間金融機関の出資により設立された預金保険機構が制度の運営主体となっています。

平成17年4月から、預金保険で保護される預金の範囲が変わり、預金保険で保護される預金等(以下「預金」)の額は、平成17年4月以降、保険の対象となる預金のうち、決済用預金(無利息、要求払い、決済サービスを提供できること、という3要件を満たす預金)に該当するものは全額、それ以外の預金については1金融機関ごとに預金者1人当たり元本1000万円までとその利息等となりました。

保険の対象となる預金のうち決済用預金以外の預金で元本1000万円を超える部分及び保険対象外の預金並びにこれらの利息等については、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われるため、一部カットされることがあります。

呼値

呼値,よびね

呼値とは、証券取引所や商品取引所で使われる、売り買いの値段のこと、または売買取引をして値段を約定する際に、取引物件の値決めの対象となる数量の単位のことを指します。

株取引においてはひと株あたりの値段を指し、単位は「円」です。為替取引きの場合は1ドルあたり0.01円(1銭)を指します。

寄付き

寄付き,よりつき

寄付きとは、証券又は先物取引所で午前9時から始まる最初の売買でついた値段を指します。また株式市場において、1日の取引や後場(午後の取引時間)の取引の最初に成立する売買のことをいい、そのときの値段を「始値」と呼びます。

株式市場の寄り付きでは、売買注文を1度に集めて整理し、それを成立させる板寄せ方式が多く使用されれ、さらに取引時間後でも板寄せ方式で売買が成立する場合があります。

横ばい

横ばい,よこばい

横ばいとは、狭い価格レンジで推移しているマーケットのことを指します、すなわち株式や為替レートの上昇、又は下落の動きが小さいことをいいます。

たとえば、テレビやラジオの報道などでは、ニューヨーク外国為替市場で円相場は「横ばい」で推移し。前日と同じ1ドル=115円50―60銭で取引を終えました。米経済指標などを受けて売買が交錯し、方向感なくもみ合いました。というような使われ方をしています。

ヨーロッパ市場

ヨーロッパ市場とは、主にロンドン以外の、フランクフルト、パリなどのヨーロッパ市場をさします。1999年のユーロ導入後は加盟国15か国のうち、イギリス、スウェーデン、デンマークを除いた12か国で現在、ユーロが採用されています。

ユーロ導入前は、多くのEU加盟国においては各通貨が互いに一定の範囲内で変動するシステム(ERM)を採用していましたが、ユーロ参加国通貨間の為替取引が不要になったため、大きな影響が出ています。次第にロンドンに集約される傾向もあります。

ヨーロピアンスタイル

ヨーロピアンスタイルとは、ヨーロピアンのことを指します。オプション取引の条件の一つですが、オプション取引の権利行使が、満期日のみに限定されているオプション取引を「ヨーロピアンタイプ」と呼びます。

これに対して、「アメリカンタイプ」の場合は、オプション取引の開始日から取引最終日までの期間であれば、いつでも権利行使できます。
TPIXオプション取引や株券オプション取引では、ヨーロピアンタイプを採用しています。

ライフ

ライフとは、ロンドン金融先物取引所を指します。自主的に定められた取引所規制に基づいてイングランド銀行の監督のもとで運営されていて、 ロンドンに1982年9月、創設されました。

リーガルリスク

リーガルリスクとは、法律あるいは法的紛争を原因として、企業が損失を負ってしまう危険性のことを指します。

最近は、企業の不祥事に対する反応は、マスコミをつうじて、全国民といって良いほど激烈な反応を見せます。アメリカ産牛肉の狂牛病の一連のマスコミの報道によって、牛肉の偽装表示による詐欺事件などがクローズアップされ、牛肉の表示について企業がウソをついたことにより、ひとつの企業が消滅しました。

このように明らかな偽装事件をきっかけとして、企業が損失または倒産などに追い込まれてしまう危険性のことをリーガルリスクと呼びます。

リファイナンス

リファイナンス とは、一般には事業等の継続を前提に行う、「借り換え」を意味し、返済期限が到来した債務者が、債権者から新たな融資を受けて、その資金で当面の債務返済を行うことを指します。

日本では、住宅ローンの借り換えに特化して使われることが多く、低い金利の金融機関からお金を借りて、現在借りている高い金利のローンを一括返済することをいいます。
また、不動産を証券化する場合には、対象資産を売却する場合と、リファイナンスによって証券化を継続することがあります。

リミットオーダー

リミットオーダー とは、値段を指定して売買することを「リミット・オーダー」または「指値注文」といいます。

売買価格を明示する注文で、外国為替取引において、買いの場合では現在の市場価格(レート)より低い価格を指定し注文します。逆に売りの場合では現在の市場価格(レート)より高い価格を指定し注文します。

たとえば「1ドル=113円」の時にドルの買いポジションを持っている状態で、「1ドル=117円までドルが上がればこれを売る」という指定注文を、あらかじめ取引業者に注文を出しておくことができます。
「リミット・オーダー」をうまくつかえば、ビッグチャンスが到来した時に、逃がさず対処でき、また自動売買も可能となります。