アーカイブ : 2010年 9月 5日

予約注文

予約注文,よやくちゅうもん

予約注文とは、自動売買とほぼ同じ意味となりますが、その場では取引を行わず、事前に「株価が○円以上になったら売る/買う」また、外国為替取引の場合は「ドル/円のレートが○○円になったら売る/買う」の条件を設定しておき、実際にその条件に合致した時に自動的に注文が出される機能のことを指します。

最近はネット取引でこの機能が簡単に使えますので、活用すれば自動売買も可能となります。

成り行き注文、指値注文、逆指値注文、IFDなどがそれに当たります。

四本値

四本値,よんほんね

四本値とは、「始値」、「終値」、「高値」、「安値」の4つの値段を指します。

始値は最初に成立した値段、終値は最後に成立した値段、高値はいちばん多角に成立した値段、安値はいちばん安く成立した値段のことをいい、テクニカル分析で用いるチャートのローソク足でも、この四本値が表されています。
翌営業日は前日の終値を基準として取引が始まります。

弱含み

弱含み,よわぶくみ

弱含みとは、マーケットで人気が多少とも弱気に傾斜している状態のことを指しています。

相場がはっきりとした下落局面にあるわけではないのですが、どことなく動きに強さが感じられないことをいいます。また、ベアという呼び方もします。

予算制度

予算制度,よきんせいど

予算制度ついては、以下のような特徴が挙げられます。

1)インプット重視の増分予算。
  インプットというのは予算のお金、人員、コンピューターなどの設備などを指します。

2)単年度主義の予算。
  単年度予算の弊害は、一つは予算の査定側の問題ですが、その年の予算をきれいに
  するために、後年度にいろいろな負担を後ろ倒しするバイアスがかかります。

3)政党と行政のダブルトラック―与党の事前審査制。

4)国会審議(予算委員会)のルーティン化 。
  政府案ができると、少なくとも行政内部と議会の多数派である与党との間では予算案
  について合意ができている、ということで国会審議が形式化してしまいます。

預金保険制度

預金保険制度,よきんほけんせいど

預金保険制度とは、金融機関が預金等の払い戻しができなくなった場合等に、預金者等を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度です。

日本の預金保険制度は、「預金保険法」により定められており、政府・日本銀行・民間金融機関の出資により設立された預金保険機構が制度の運営主体となっています。

平成17年4月から、預金保険で保護される預金の範囲が変わり、預金保険で保護される預金等(以下「預金」)の額は、平成17年4月以降、保険の対象となる預金のうち、決済用預金(無利息、要求払い、決済サービスを提供できること、という3要件を満たす預金)に該当するものは全額、それ以外の預金については1金融機関ごとに預金者1人当たり元本1000万円までとその利息等となりました。

保険の対象となる預金のうち決済用預金以外の預金で元本1000万円を超える部分及び保険対象外の預金並びにこれらの利息等については、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われるため、一部カットされることがあります。

呼値

呼値,よびね

呼値とは、証券取引所や商品取引所で使われる、売り買いの値段のこと、または売買取引をして値段を約定する際に、取引物件の値決めの対象となる数量の単位のことを指します。

株取引においてはひと株あたりの値段を指し、単位は「円」です。為替取引きの場合は1ドルあたり0.01円(1銭)を指します。

寄付き

寄付き,よりつき

寄付きとは、証券又は先物取引所で午前9時から始まる最初の売買でついた値段を指します。また株式市場において、1日の取引や後場(午後の取引時間)の取引の最初に成立する売買のことをいい、そのときの値段を「始値」と呼びます。

株式市場の寄り付きでは、売買注文を1度に集めて整理し、それを成立させる板寄せ方式が多く使用されれ、さらに取引時間後でも板寄せ方式で売買が成立する場合があります。

横ばい

横ばい,よこばい

横ばいとは、狭い価格レンジで推移しているマーケットのことを指します、すなわち株式や為替レートの上昇、又は下落の動きが小さいことをいいます。

たとえば、テレビやラジオの報道などでは、ニューヨーク外国為替市場で円相場は「横ばい」で推移し。前日と同じ1ドル=115円50―60銭で取引を終えました。米経済指標などを受けて売買が交錯し、方向感なくもみ合いました。というような使われ方をしています。

ヨーロッパ市場

ヨーロッパ市場とは、主にロンドン以外の、フランクフルト、パリなどのヨーロッパ市場をさします。1999年のユーロ導入後は加盟国15か国のうち、イギリス、スウェーデン、デンマークを除いた12か国で現在、ユーロが採用されています。

ユーロ導入前は、多くのEU加盟国においては各通貨が互いに一定の範囲内で変動するシステム(ERM)を採用していましたが、ユーロ参加国通貨間の為替取引が不要になったため、大きな影響が出ています。次第にロンドンに集約される傾向もあります。

ヨーロピアンスタイル

ヨーロピアンスタイルとは、ヨーロピアンのことを指します。オプション取引の条件の一つですが、オプション取引の権利行使が、満期日のみに限定されているオプション取引を「ヨーロピアンタイプ」と呼びます。

これに対して、「アメリカンタイプ」の場合は、オプション取引の開始日から取引最終日までの期間であれば、いつでも権利行使できます。
TPIXオプション取引や株券オプション取引では、ヨーロピアンタイプを採用しています。