アーカイブ : 2010年 9月 1日

レジスタンス

レジスタンスとは、上昇の時に、上昇が止まると思われる価格水準の事を指します。

チャート表で、レジスタンスラインはその価格水準に引く線の事で、下のトレンドラインをとくに支持線(サポートライン)、上のトレンドラインを特に抵抗線(レジスタンスライン)といいいます。

それぞれの局面で支持線に接する点をサポートポイント(単にサポートともいいます)、抵抗線に接する点をレジスタンスポイント(単にレジスタンスともいいます)と呼び、サポートラインはいくつかの局面の底値(安値)を結んだ線で、サポートラインを引いて、サポートポイントを判断します。

サポートラインに近づいたら買いの局面ととらえ、それを超えるような相場展開になれば、売りの局面と判断します。

これらはチャートポイントといわれ、実際にチャートポイント近辺で売買をする人が多く、トレンドラインを突き抜けた場合、ポジションを切る動きが一斉に出て相場の勢いが加速することがあります。

レバレッジ

レバレッジとは、「梃子(てこ)」を意味する言葉で、金融の世界においては、少ない投資金額によって大きな取引を行なうことを「レバレッジ」の効いた取引と表現することがよくあります。
または「レバレッジ」をかけるともいいます。ちょうど、小さな力でも大きな石を動かすことができるという「てこの原理」と同じです。

外国為替保証金取引においては、外貨MMFや外貨預金などその他の外貨建て金融商品とは異なり、実際に取引する金額(総約定代金)よりもずっと少ない投下資金(保証金)だけで売買をすることができます。

外国為替保証金取引と、その他の外貨建て金融商品などとの最も大きな違いは、この「レバレッジ」の大小にあると言っても過言ではありません。「レバレッジ」を大きくすればするほどハイリスクの取引といえます。

レンジフォワード

レンジフォワードとは、同一の権利行使期限、同金額のコールオプションとプットオプションを組み合わせて、為替予約が一定のレンジ内に収まるように取引レンジを確定させるオプション取引のことをいいます。

コールオプションとプットオプションの同金額の組み合わせとなるために、オプションプレミアムの受払いが相殺されます。このため、ゼロコストオプションと呼ばれることもあり、また、レンジ予約と呼ばれることもあります。

たとえば、国内のある輸出企業が、1ドル120円のコールオプションの売りと1ドル110円のプットオプションの買いを組み合わせることにより、以下にあげるような効果を期待できます。

1) 権利行使日にドルが110円~120円の範囲内:実勢レートで取引が行われます。
2) 権利行使日にドルが120円超:120円でドルを売る(コールオプションの権利行使
  に対応)
3) 権利行使日にドルが110円未満:110円でドルを売る(プットオプションの行使)