ニクソン・ショック
ニクソン・ショックとは、1971年8月にアメリカのニクソン大統領が発表した「新経済政策」における「金と米ドルの交換停止、10%の輸入課微金の賦課」という内容により、世界に与えた経済的影響を指します。
それまで米国は金1オンス=35ドルで交換していましたが、同年12月にはドルを金に対して切り下げ1オンス=38ドルとしました。各国通貨もドルに対して切り上げたことにより、また新たなレートで一時的に固定為替相場制が復活しました。
アーカイブ : 2010年 8月
ニクソン・ショックとは、1971年8月にアメリカのニクソン大統領が発表した「新経済政策」における「金と米ドルの交換停止、10%の輸入課微金の賦課」という内容により、世界に与えた経済的影響を指します。
それまで米国は金1オンス=35ドルで交換していましたが、同年12月にはドルを金に対して切り下げ1オンス=38ドルとしました。各国通貨もドルに対して切り上げたことにより、また新たなレートで一時的に固定為替相場制が復活しました。
成行注文,なりゆきちゅうもん,ナリユキチュウモン
成行注文とは、売買レートを明示せずに、数量のみを指定して注文を発注し、そのときの市場レートで即時に注文を約定させる注文方法を指します。
売買を迅速かつ確実に執行したい時に利用され、指値注文に優先して売買が成立するので、出来高が少ない場合や相場変動が大きいときには、予想外の高値で購入、もしくは予想よりも安値で売りに出したりする場合があります。
逆に、値段を決めて注文することを「指値注文」といいます。
投機,とうき,トウキ
投機とは、配当や長期的な価格の上昇を期待して証券や通貨を買う「投資」に対し、その証券や通貨の価値よりも値動きに着目し、短期的に価格変動から利益を得ようとすることを指します。
外国為替取引のおいては、実際に外貨を決済のために買うことを実需といいますが、それに対して、短期的な値動きから利ざやを得るためだけに売買することを投機といいいます。
証券投資の場合に、投機的な株式投資の代表的なものといえば、信用取引を使った売買といえます。また、投機熱が高まることを過当投機といい、株価規制などが行われることがあります。
天井,てんじょう,テンジョウ
天井とは、株価が高値を付けて上昇している状態を指します。最も株価が上がっている状態を「大天井」といい、株価が下がっている状態を「底」、最も株価が下がっている状態を「大底」といいます。
このような状態を指す、チャートの形としては三尊型があり、チャート分析のパターンの1つです。
3つの山を形成する典型的な天井の形を示し、三尊型と呼ばれています。仏像が三体並んでいるように見えるので三尊型といわれ、この形を欧米では、人の頭と両肩に見立てて「ヘッドアンドショルダーズ(トップ)」と呼んでいます。
類義語
青天井=どこまでも上昇を続けそうに思われるぐらい、強気になっている相場の状態
雲1つない青空のように、天井=ピークがない、という意味からきていま
す。
追加証拠金,ついかしょうこきん,ツイカショウコキン
追加証拠金とは、追証、マージンコールともいい、保証金維持率が下がり、維持率をあげるための追加を入れます。
一定の損失以下になると必要となる証拠金で、具体的には、評価損が発生し、ポジションを維持して担保能力を高めるために、追加証拠金が必要となってきます。このとき追加の証拠金が入れられないと強制決済となります。
マージンコール・ライン=追加証拠金、または追加証拠金の維持率を指し、追加証
拠金を入れないで済む状況にするために必要な維持率の
こと。
地政学リスク,ちせいがくりすく,チセイガクリスク
地政学リスクとは、特定地域が抱える政治的、あるいは軍事的な緊張の高まりが、世界経済全体の先行きを不透明にするリスクのことをいいます。
米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長が2002年に声明文にて指摘したことにより頻繁に使われるようになりました。
特に近年では、北朝鮮問題、インドとパキスタンの緊張、イラク戦争などアジア各国の政情不安、中東情勢の緊迫化や世界的なテロ問題などが金融市場に大きく影響を与えていることもあり、これらの不安感が投資活動や消費行動が鈍ることが懸念されます。
代用有価証券,だいようゆうかしょうけん,ダイヨウユウカショウケン
代用有価証券とは、信用取引の委託保証金の代わりとする有価証券のことを代用有価証券といいます。
先物・オプション取引における委託証拠金・取引証拠金等は、株券、公社債など一定の有価証券で代用することが可能ですが、代用有価証券には時価に対し価格変動リスクを伴うことから、時価に一定率 ( 代用掛目 ) 掛け合わせた価格で評価されています。
委託保証金を株にして、信用取引の枠で多量の株を買うと、わずかな株価の変動でも損益が大きく違ってしまうこともありますので、リスクは非常に高いといえます。
送金小切手,そうきんこぎって,ソウキンコギッテ
送金小切手とは、送金人が当座取引銀行から送金小切手の交付を受け、受取人に小切手を郵送します。受取人はこの小切手を銀行に持っていき現金の支払いを受けることができる小切手のことをいいます。
銀行口座が無くても送金現金が受取れますが、途中で紛失する等の危険もあり、また,、あまりメリットがないことから日本ではあまり利用されていません。
送金小切手は現金と同じような扱い(つまり通貨代用証券)なので『簿記上』では現金のみで処理します。
センチメントとは、、感情、情緒、感傷などを意味する言葉ですが、投資の言葉としては、市場心理のことを指します。
市場心理とは、いわば市場に参加している人たちのムードや雰囲気、または参加者の思惑などを反映したものといえるでしょう。
相場は、注目を浴びている様々な経済指標が発表されたときなど、大きく相場が動く時がありますが、それは材料が同じ時でも、センチメント(いわば市場参加者の心理状態)により全く異なる動きをすることがあります。
スワップ協定,すわっぷきょうてい,スワップキョウテイ
スワップ協定とは、為替市場介入のための外貨資金を拡充の目的や、緊急事態が発生したときにあらかじめ協定を結んだ各国の中央銀行どおしが自国通貨と引き換えに相手国の通貨を融通してもらうと決めた協定のことをいいます。
外国為替市場が不安定なとき、各国は自国の通貨や外貨を売買し為替市場に介入しますが、外貨を売って市場介入するためには、十分な外貨準備が必要です。しかし自国通貨への信頼が低下して、外貨でなければ決済ができなくなった場合などに、国や地域どうしで外貨を融通しあい、その外貨によって自国の通貨を買い支え、為替相場の安定を図ります。
2005年5月にはASEAN諸国と日・中・韓の計13カ国は、「通貨スワップ協定」に合意しました。