ウルグアイラウンド
ウルグアイラウンドとは、1986年にウルグアイで4年の予定で交渉開始が宣言された、GATT(関税貿易一般協定)の多角的貿易交渉のことをいいます。
自由貿易の拡大を目指して、新しい貿易ルールを作る交渉の場でした。期間は4年間で交渉は15項目のおよび。各国の農業保護に関する問題や、サービス貿易の自由化、などが議題として取り上げられました。
ウルグアイラウンドでは商標権、特許権、著作権などの、いわば「知的所有権」の取り扱いや、金融、旅行、情報通信など、物品をともなわない「サービス貿易」の国際的取引の自由化、農産物の例外なき関税化が話し合われ、124カ国が参加しましたが、アメリカとヨーロッパが対立したために会議は難航し、交渉に8年間も費やされ、94年マラケシュでようやく合意にいたりました。