アーカイブ : 2010年 8月 10日

アメリカン

アメリカンとは、外国為替取引での通貨ペアのタイプの呼び方です。
取引通貨ペア

通貨ペア 呼称 コード タイプ
米ドル/円 ドルエン USDJPY ヨーロピアン
ポンド/円 ポンドエン GBPJPY クロス
ユーロ/米ドル ユーロ EURUSD アメリカ

上記の取引通貨ペアの例で言いますと、左にある通過が分母になり「左側にある通貨の1単位あたり、右にある通貨でいくらか」という計算で考えます。米ドル/円の場合ですと、1ドルあたりで何円かという計算になります。
通貨ペアの、米ドルが分母となる左側に来る場合のタイプを「ヨーロピアン」と呼び、反対に米ドルが分子である右側に来るタイプの通過ペアを「アメリカン」と呼呼ばれています。
また、右にも左にもどちらにも米ドルがない通貨ペアをクロス通貨と呼んでいます。

アセット

個人としてのアセット=資産といえば、外国為替取引、株式取引、債券など利益を追求するために、購入・投資して保有している、金銭的価値のある財産のことです。

アスク

アスクとは、外国為替証拠金取引をオンラインで行う場合、パソコンの画面上に表示される注文画面に、その時間での取引レートと一緒に表示される為替取引の用語です。

具体的な例として、下記の取引注文の画面例にありますようにBIDは「買い」、ASKは「売り」です。
個人で取引をする場合、買うときは相手の売値で買うことになりますので、デモ画面の例では、Buyの115.05を買うことになります。

注文デモ画面例
BID ASK
115.00 115.05
Sell
Buy

アウトレット 

ディスカウント・ストアーの業態のひとつで、いわゆる「安売り店」を指しています。

家電用品、雑貨、食料品から宝飾品などを市価の2~3割引きの商品をそろえた、総合ディスカウント・ストアーとは違い、ある程度特定商品(ファション、インテリア家具など)に絞りこんで、過剰在庫品処分する専門店型ディスカウント・ストアー「アウトレット」と呼んでいます。

最近は、観光地などでもこういった「アウトレット」の店舗が増えてきて集客効果を上げげています。

アウトライト取引

アウトライト取引,あうとらいんとりひき,アウトライントリヒキ,outright transactions

アウトライト取引とは、先物為替取引のひとつで直物為替の売買を単体で行う取引を、アウトライト取引(outright transactions)と呼びます。

反対の言葉として、スワップ取引がありますが、スワップ取引は直物を売ると同時に先物を買う、または直物を買うと同時に先物を売る、といった取引です。アウトライト取引は、売り、または買いのどちらか一方だけを行う取引です。取引の例としては、先渡(フォワード)取引、直物(スポット)取引等があります。

アービトラージ

アービトラージとは、裁定取引と呼ばれている取引のことです。
いわゆる、相場の値鞘(値ザヤ=商品の価格差)を利用して利益を得ようとする取引のことをアービトラージ(裁定取引)と呼んでいます。
たとえば、ある2つの市場間で同一の商品を取引したとすると、それぞれの商品価格が異なることがあります。
そのときにそれぞれの商品を、価格の安い市場で買い、価格の高い市場で売ることによって、理論上は低いリスクで利益を得る取引ができます。

ワラント

ワラントとは、発行会社の株式を買い付ける権利のことを指し、この権利のことを、ワラント(新株引受権)と呼びます。

この権利を持っていると、いつでも、その会社の株式を予め定められた価格で買い付けることができ、この予め定められた価格のことを行使価格(こうしかかく)と呼んでいます。

個別株式、外国為替、株価指数など(これらは原資産と呼ばれています)を対象として発行され、通常、原資産の動きに連動しながら、より大きな値動きをする傾向がみられます。

ワラントには、ワラント債の社債とワラントを切り離して別々に販売できるタイプを「分離型ワラント債」があり、現在流通しているのは、この「分離型ワラント債」がほとんどです。

狼狽売り

狼狽売り,ろうばいうり,ロウバイウリ

狼狽売りとは、株式取引において、悪材料が出たことなどが原因で、株価が急に下がり、相場が急落し始めた時に、その下げの大きさや、下落の下げ足の速さに驚いて、投資家が保有株を慌てて売りに出すことをこのようにいいます。

特に、持ち合い時に上昇期待の見込み売買をしていた投資家が、損切りで売りに出すことを「狼狽売り」といいます。

悪材料=相場を下落させる外部要因のことを指します。弱材料とも呼ばれる。

損切り=損失を確定させる取引のことを指します。ロスカットともいう

レート

レートとは、「為替レート」のことを指します。
「為替レート」は異なる国の通貨を交換する時の価格をいいます。レートとはそもそも率とか割合とか歩合といった意味を持ちますが、外国為替の場合には、1ドルがいくらで交換できるか、また1ユーロがいくらで交換できるかを示します。

国内でテレビ等のニュースで報道される、1ドル=117円80銭とか、1ユーロ=145円50銭といった具合に、1銭刻みで表示され、取引されています。

為替レートの種類は、カレンシーペア(通貨の組合せ)であらわします。

ルーブル合意

ルーブル合意,るーぶるごうい,ルーブルゴウイ

ルーブル合意とは、1987年2月22日にパリのルーブル宮殿で開催された先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議いわゆる「G7」において、プラザ合意以降のドル安進行を止める為に通貨安定に向け、各国が政策協調(協調介入)を行うことを決めた合意事項を指します。

プラザ合意以降の為替相場はドル安が進み、1987年には1ドル=150円までドル安/円高が進みましたが、 これに歯止めをかけるため、先進7カ国の財務相・中央銀行総裁がパリのルーブル宮殿に集まり、これ以上のドル安は、各国の成長および調整の可能性を損ないかねないとして、「G7」の通貨当局は為替レートを安定させる為に協力することで合意にいたりました。