アーカイブ : 2010年 8月 23日

ECB

ECB,いーしーびー

ECBとは、European Central Bank の略で、欧州中央銀行のことを指します。
1998年6月にドイツのフランクフルトで設立され、欧州連合(EU)の最も新しい機関ですが、完全に独立した機関です。重要な政策はECB理事会で決定され、日本の中央銀行、米国のFRBに相当します。

ユーロ圏の金融政策の策定と実施、加盟国の外国為替オペレーションおよび外貨準備の保有と管理を主な任務とし、また、決済システムの円滑な運営を推進し、金融機関と金融システムの安定を監督する各国当局の業務を支援する役割も果たしています。

EBS

EBS,いーびーえす

EBSとは、Electronic Broking System の略で、EBS社の電子ブローキングシステムのことです。外国為替取引において、人を介さずに、売買注文を端末にインプットすることにより、銀行間(インターバンク市場)の外国為替取引が成立するコンピューターシステムのことです。

EU

EU,イーユー

EUとは、ヨーロッパの政治経済の統合を目指し、加盟国間の相互協力を強化することを目的として設立された超国家機構のことで欧州連合のことを指します。

最高機関は関僚理事会で、その下に行政の欧州委員会、立法の欧州議会、司法の欧州裁判所が置かれ、本部はベルギーのブリュッセルに置かれています。

ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)、ヨーロッパ共同体(EC)、およびヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)を基礎として、1993年11月、それまでのEC加盟12ヶ国(デンマーク、ベルギー、フランス、イギリス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ルクセンブルク、ポルトガル、スペイン)により1991年に作成された欧州連合条約(マースリヒト条約)の発効によって発足しました。

2002年からは、イギリス、デンマーク、スウェーデンをのぞくEU12ヶ国で、単一通貨ユーロの一般流通がはじまり、これにより人口約3億人を擁する「大ユーロ圏」の誕生となりました。

EPS

EPS,いーぴーえす

EPSとは、1株あたりの当期利益のことを指します。1株利益、1株益、1株あたり利益、1株あたり当期利益などと、さまざまな呼び方がされる。EPSは、株価÷1株利益という計算でPERを求める時に使う重要なデータです。

PERは、収益力から株価の割安さを測るもので、最も広く使われている株価指標のひとつですが、PER計算でEPSを使う場合には、その時の当期利益に大きな特別損益が入っていないかとか、前年までに大きな累積損失があって法人税が免除されていないかという点などをよく見極めて、そうしたケースに該当する場合には、その分を修正して使う必要があります。

CME 

CME,しーえむいー

CMEとは、Chicago Mercantile Exchangeの略で、シカゴに所在するシカゴ・マーカンタイル取引所のことを指します。また、シカゴ商業取引所と呼ばれることもあります。
世界最大の先物取引所で、金利、株価指数、外国為替、農業品の先物と先物オプションの取引を行い、日経平均先物など、外国の金融商品の先物も盛んに取引されています。また、24時間取引ができるグローベックス市場も開設しています。

CFTC

CFTC,しーえふてぃーしー

CFTCとは、Commodity Future Trading Commission の略で、米国商品先物取引委員会のことをいい、米国の先物取引業界の監督をする政府機関です。
また、NFA(National Futures Association:全国先物協会)が行う活動の監視機関としても活動しています。
商品先物やオプション取引などにおいての、詐欺、市場操作などの不正行為から市場および市場参加者を保護するのが主な仕事です。
米国に拠点を持つFCM(先物取引業者)はCFTCへの登録が義務づけられ、定期的に資産および顧客取引口座資金などを報告する義務があります。

CB

CB,しーびー,Convertible Bond

CBとは、Convertible Bondの頭文字を取ったもので「転換社債型新株予約権付社債」のことを指します。

あらかじめ決められた条件で株式に転換することができる権利(=新株予約権)がついた社債のことをいいます。これまで転換社債などと呼ばれていました。

平成14年4月に施行された商法改正で、転換社債は、法律上廃止されました。実務上、転換社債の略称だったCBが、現在も使われています。

CBは、転換しなければ、一般に普通社債と同じように定期的な利払いがあり、通常償還時には額面金額で償還されます。また、株価連動性と下値抵抗力を併せ持ち、株式と債券それぞれの値動きの特徴を兼ね備えているといわれています。

Bid

Bid,びっど
Bidとは、ビッド・レート(Bid rate)とも呼ばれ、外国為替取引において、売買注文を出す際の、買い手側の希望金額を指します。「買いの呼び値」とも呼ばれています。
証券会社へ投資家からの買取価格のことを指し、反対に売り手が提示するレートを、オファー・レートといいます。
直物市場では、ビッド・レートとオファー・レートの双方で建値されます。この買いのビッドと売りのオファーの差のことをスプレッドといい、売買の差額として出た利益のことを指します。

BPS

BPS.びーぴーえす,ビーピーエス

BPSとは、株主資本を1株あたりに割り振ったものを指します。Book-value Per Shareの略。株主資本、1株純資産などともいい、株主資本は、資産から負債を差し引いて計算し、純粋にその会社の資産といえる部分です。
また、その会社が解散した場合に株主に還元されるので、1株株主資本をその株の解散価値ともいいます。

1株当たり純資産額(BPS)=自己資本÷発行株式数

1株当たり純資産額(BPS)は、財産の面から株価の割高・割安を判断する指標です。

BIS規制

BIS規制,びーあいえすきせい,ビーアイエスキセイ

BIS規制とは、国際間の金融システムの安定化や、銀行間競争の不平等の是正などを目的として、我が国では1993年から適用されています。

銀行の自己資本比率に関する国際統一基準で、国際業務を営む銀行の自己資本比率は8%以上と決められていますが、我が国では独自に国内業務だけを行う銀行は4%以上としています。

2006年末から、銀行の経営が健全かどうかを示す「自己資本比率」を算出する国際ルールを「新BIS規制」として大幅に変更されます。「新BIS規制」の。最大の変更点は、不良債権処理を進めた銀行ほど健全度が高まるのが特徴です。