支持線
支持線,しじせん,シジセン
支持線とは、相場の価格が一定の幅で上下動を繰り返している時の下限のラインのことをいい、価格がこの線の近くまでくると底となり、反発に転じる線のことで、「下値支持線」ともいいます。
この線は、2つ以上の右肩上がりの谷が必要で、その谷を結ぶことによって引かれています。
相場の価格の動きを長期間追って図表化してみると、上昇相場にしても下落相場にしても、ある期間、一定の高値と下値の間で価格が行ったり来たりしているケースがよくみられます。この「上にも行けず下にも行けない」状態を、持ち合いと言いますが、この下のところが「(下値の)支持線」といいます。
例えば、株価が700円と800円の間で上下動を繰り返しているのであれば、700円が(下値)支持線になります。このように下値にくると株価が跳ね返されるのは、下値のところに買いがかなり集まっているためと思われます。